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沙羅双樹の時事霊視Vol.58
     
 
『麻生世襲内閣は超短命内閣』 


政権スタートからたった5日目で、中山国土交通省大臣があっけなく辞任した。
その辞任の内容が悪い。成田国際空港の地主をごね得と言ったり、日教組の強いところは生徒の成績が悪いとか、日教組の子供は頭が悪くても教師になれる、あげくは日教組をぶっ壊せとわめく。20年前のセンスしか持ち合わせない男、今わが国において何が一番大切なのか、そのプライオリティ(優先順位)さえ分っていない男を大臣にした麻生首相の任命責任は重い。
 
次に驚かされるのは麻生内閣の閣僚18人のうち12人が2世・3世議員であること。麻生氏自身も有名な吉田茂元総理を祖父に持つ立派な三代目。まだある。次男を4世として国会へ送るり込もうとしているのが、あの悪名高い後期高齢者医療制度や格差社会を作り、郵政民営化を強行して300兆円以上の郵貯や簡保を市場に放出させ、禿げたかたちの餌食にさらした元首相小泉氏だ。
 
何故かくも2・3世議員が蔓延(はびこ)るのか、一言で言えば「おいしい商売」だからだ。
人びとからは「先生、せんせい」と持ち上げられ2500万円の年俸と機密調査費、グリーンパス。高額の年金、地元に帰えれば名士である。支援者の子息の就職の口利きをすればお礼と次の選挙の票になる。昔から「三ばん」と呼ばれる既得権を手放さない理由がそこにある。三ばんとは、地盤(後援者)、看板(知名度)、鞄(選挙資金)のこと、つまり息子に造り酒屋の跡を継がせるのと何も変わらないシステムである。おいしい部分がなければ誰も跡目を継がない。今日本では、農業や漁業の後継者が育たなくて、食料の60パーセントを外国からの輸入に頼っているのと比べると、代議士とはなんと美味しい商売なのか。親が良い政治家だったから子や孫が良い政治家である保障は何処にも無い。反対に、銀のスプーンを銜(くわ)えて生まれてきたがゆえに、ひよわで我がままな人間に育った結果、この2年間に二人の首相が立て続けに政権を投げ捨てて逃げ出し、世界中の笑いものになったではないか。
 
にもかかわらず、閣僚18人のうち12人が2世・3世議員で構成した麻生内閣で、今困窮している庶民の痛みが理解できるはずが無い。一円でも安い野菜をもとめて買いあさる主婦たちを尻目に、消費物価は値上がりする一方である。誰にも相談できず自殺していく人がこの10年間、毎年3万人を超えている。この現実を「麻生世襲内閣」は本気で何とかできるのか。
 
片や、天下りは一向に止まない。年間12兆円が無駄に消えている。この悪しきシステムをぶっ壊す勇気はあるのか
 
銀のスプーン組みに期待してはいけない。
選挙が近い。困難な時こそ頑張って、国民のために身を粉にして働くのが本物の政治家である。世のため人のために頑張ってくれる本物の代議士を、今度こそ国民自らがは選ぶべきだ。
 
 
 
平成二十年九月二十九日 

沙羅双樹
 
 
 


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